“攻鼓”の読み方と例文
読み方割合
せめつづみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外では雨にまじる風の音、稲荷いなりの滝の音が遠く攻鼓せめつづみのように響いて来る。と、その中に人のいびき
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
真先に進んだ義経も、この一斉攻撃に、楯や鎧にも矢が当り、射すくめられて、さすがにすこしひるんでいた。この様子に、平家方は攻鼓せめつづみをたたいて、味方の勝ちじゃと喜びの鬨をあげた。