石床いしどこ)” の例文
と、書きおとしたが、その漆の花が目にるまでに、石床いしどこの大きなでこでこの岩、おとみ与曾松よそまつの岩というのがあった。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
博士は石床いしどこの上にかけて、化石かせきになったように動かなかった。それから幾時間も動くこともできず、博士はそのままの形でいた。博士は気を失っていたのでも、睡っていたのでもない。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
聖者は博士の願いについて一言も聞かず、自分のうしろにしたがい来れといったのだ。博士は、奇蹟に目をみはりながら、石床いしどこをけって立った。聖者は気高く後姿を見せて、しずかに歩む。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)