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矢瘡
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やきず
ふりがな文庫
“
矢瘡
(
やきず
)” の例文
関羽が左の
臂
(
ひじ
)
の
矢瘡
(
やきず
)
は、いまは全く癒えたかに見えるが、その手に
偃月
(
えんげつ
)
の大青龍刀を握るのは、病後久しぶりであった。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
が
矢瘡
(
やきず
)
はまだ完く癒えたとはいいきれない。わけて老来病後の身である。危ういこと実に見ていられない。わけて親子の情に駆らるる関平に於てをやだ。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あわれよくもこの珠の如きものに
矢瘡
(
やきず
)
ひとつ受けずにと……われを忘れて見入りかけたが、何思ったか
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ははは。わしの
矢瘡
(
やきず
)
を案じてか。——案ずるなかれ。これしきの瘡に何で、関羽が屈するものか。また何で天下の事を廃されようぞ。あすは陣頭に馬をすすめ、樊城を
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、軍医を呼んで、中軍の帳の内に横たえてある周瑜の
矢瘡
(
やきず
)
を手当させた。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
矢瘡
(
やきず
)
、
槍瘡
(
やりきず
)
、すでに手がきかない。急ぐほど、手はみだれる。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「喉の
矢瘡
(
やきず
)
はどうした?」
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
矢
常用漢字
小2
部首:⽮
5画
瘡
漢検1級
部首:⽧
15画
“矢”で始まる語句
矢張
矢
矢鱈
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矢立
矢絣
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矢先
矢弾
矢筈