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真中処
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まんなかどころ
ふりがな文庫
“
真中処
(
まんなかどころ
)” の例文
その時、
間
(
ま
)
の四隅を
籠
(
こ
)
めて、
真中処
(
まんなかどころ
)
に、のッしりと
大胡坐
(
おおあぐら
)
でいたが、足を向うざまに突き出すと、膳はひしゃげたように音もなく
覆
(
くつがえ
)
った。
海異記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
場所は、言った通り、城下から海岸の港へ通る二里余りの並木の途中、ちょうど
真中処
(
まんなかどころ
)
に、昔から伝説を持った
大
(
おおき
)
な一面の石がある——
義経記
(
ぎけいき
)
に、……
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
節穴へ
明
(
あかり
)
が漏れて、古いから森のよう、下した
蔀
(
しとみ
)
を
背後
(
うしろ
)
にして、
上框
(
あがりがまち
)
の、あの……客受けの六畳の
真中処
(
まんなかどころ
)
へ、二人、お太鼓の帯で行儀よく、まるで色紙へ乗ったようでね、ける、かな
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
累
(
かさな
)
り合った
棟
(
むね
)
の
真中処
(
まんなかどころ
)
にありまして、建物が一番古い。
菊あわせ
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“真中”で始まる語句
真中
真中央
真中心
真中所
真中程
真中辺
真中頃