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相鬩
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あいせめ
ふりがな文庫
“
相鬩
(
あいせめ
)” の例文
当時の水戸藩にある才能の士で、誠でないものは奸、奸でないものは誠、両派全く分かれて
相鬩
(
あいせめ
)
ぎ、その中間にあるものをば柳と呼んだ。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
小平太にしてみれば、母娘に対する同情から出たとはいえ、大事を抱えた身の末の
遂
(
と
)
げないことはよく知っている。悔恨と愛慾とは初めから
相鬩
(
あいせめ
)
いだ。
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
しかしここにある乱立
相鬩
(
あいせめ
)
いでいる松どもは、
淋漓
(
りんり
)
たる悲しいものを人間から
与
(
あた
)
えられていないものはない、普通の樹木に決して見られない人くさいものが、立派な形の奥の方で
悶
(
もだ
)
えているのだ
生涯の垣根
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
物質を中心にして
相鬩
(
あいせめ
)
いでいる都会生活とは何という相違であろう。
秘められたる挿話
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
鬩
漢検1級
部首:⾾
18画
“相”で始まる語句
相
相手
相違
相応
相好
相撲
相談
相槌
相貌
相模