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相生
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あひおひ
ふりがな文庫
“
相生
(
あひおひ
)” の例文
湯島からかけて
相生
(
あひおひ
)
橋、それから温泉のあるあたりまでは、扇頭の小景だといつてしまふことの出来ないあるものを持つてゐる。
あちこちの渓谷
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
相迫つた斷崖の片側の中腹に在る一軒家で、その二階から斜め眞上に
相生
(
あひおひ
)
橋が仰がれた。相生橋は群馬縣で第二番目に高い橋だといふ事である。
みなかみ紀行
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
お前が松坂町の路地を通つたといふと、——俺は
相生
(
あひおひ
)
町の河岸ツ縁を眞つ直ぐ歸つた、だから逢はなかつた——と言つた。
銭形平次捕物控:151 お銀お玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
試みんと口には云しが汗のみ流れて足は重し平塚村といふに小高き森ありてよき松の樹多し四方晴れて風
冷
(
すゞ
)
しきに此の丘に
上
(
のぼ
)
れば雌松雄松が
一
(
ひとつ
)
になりし
相生
(
あひおひ
)
あり珍しき事かなと馬を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
チツツン ツントン
相生
(
あひおひ
)
の
松
(
まあつ
)
……
桜さく島:春のかはたれ
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
▼ もっと見る
あれは傳三へきつかけを知らせる合圖だつたのさ——月が良いのに
相生
(
あひおひ
)
町の叔母の所から提灯を借りて來たのはその用意だ
銭形平次捕物控:218 心中崩れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
親分、變なことになりましたよ。あの妾のお國の母親、本所
相生
(
あひおひ
)
町の家へ、昨日晝のうちに行つて、——今夜は氣になることがあるから、お國さんを
銭形平次捕物控:316 正月の香り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
最後に
相生
(
あひおひ
)
町の叔母さんの家で宵を過して、元柳橋へ駈けつけた時は、もう相手のお京が、橋の袂の柳にもたれて、
苛々
(
いら/\
)
しながら待つて居るのでした。
銭形平次捕物控:218 心中崩れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お役人樣、——
相生
(
あひおひ
)
町の佐奈屋のお孃さんが、こんなひどい目に逢ひました、どうぞ
惡戯者
(
いたづらもの
)
をつかまへて下さい」
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「槍の穗は宇古木家に傳はる、何んとかの名槍ださうですよ。
相生
(
あひおひ
)
町の前島左近の
配偶
(
つれあひ
)
——宇古木兵馬の義理の妹が言ふんだから間違ひはありません」
銭形平次捕物控:220 猿蟹合戦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
明日はいよ/\主人將監が歸るといふ日、錢形平次は到頭青いお
神籤
(
みくじ
)
の曲者——實は久野
將監
(
しやうげん
)
の家來進藤勝之助を本所
相生
(
あひおひ
)
町の隱れ家に突きとめてしまひました。
銭形平次捕物控:138 第廿七吉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
相生
(
あひおひ
)
町の叔母さんのところへ行つた筈ですよ。二た晩とも——それから、今晩も行つたやうですが」
銭形平次捕物控:220 猿蟹合戦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
相生
(
あひおひ
)
町の小左衞門長屋、浪人前島左近の
配偶
(
つれあひ
)
ぢや——この前の騷ぎの時も娘は留守であつたが」
銭形平次捕物控:220 猿蟹合戦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
相生
(
あひおひ
)
町のお
華客
(
とくい
)
で、三百八十兩、小判で受取つたのは
巳刻
(
よつ
)
少しまへでした。
銭形平次捕物控:075 巾着切の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お前は何時ものやうに
相生
(
あひおひ
)
町から河岸ツ縁を歸つたらう」
銭形平次捕物控:151 お銀お玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「八、
相生
(
あひおひ
)
町の音次郎の叔母さんの家を知つて居るか」
銭形平次捕物控:218 心中崩れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「本所
相生
(
あひおひ
)
町の裏長屋で」
銭形平次捕物控:138 第廿七吉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“相生”の意味
《名詞》
五行説において、木生火、火生土、土生金、金生水、水生木で表される五行の創出関係。
相性。
(出典:Wiktionary)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“相生”で始まる語句
相生町
相生橋
相生座
相生村
相生屋
相生小町
相生橋畔
相生河岸
相生町惣十郎店