ばつた)” の例文
朝から酒を飮み、日の暮れぬうちから寢込んで、二人とも夢中になつてゐたもので、少しばかり附いた弟子も、不殘のこらず見限つて離れてしまひ、肩を入れた近所の若い者も、ばつたり足を絶つて了つた。
絶望 (旧字旧仮名) / 徳田秋声(著)