目暈めまひ)” の例文
と美奈子が良人をつとの広い机の端に、妊婦のつねとして二階の上下あがりおり目暈めまひがするその額を俯伏うつぶして言つた。
執達吏 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
私がもつと働けるなら働きたいのですけれど、何分此の身体からだですもの、来月産をすまして仕舞しまはねば本屋廻りも出来ませんし、それ目暈めまひがね、筆を持つと大変にしますの。
執達吏 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)