皮肌かわ)” の例文
毛の付いた皮肌かわ饂飩うどんのような脳髄のうみそ、人参みたいな肉の片などがそこら中に飛び散って、元結もとゆいで巻いた髷の根が屍骸の手の先に転がっていたりした。
よく俗に袈裟けさがけということを言うがまさにそれで、右の肩から左乳下へかけてばらりずんとただの一太刀に斬り下げて見事二つになった胴体は左傍腹わきばら皮肌かわ一枚でかろうじて継がっていた。