百鳥ももどり)” の例文
並木のこずえには、高々とうたう春の百鳥ももどり、大地はシットリとつゆをふくんで、なんともいわれないすがすがしさ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのひと声に百鳥ももどり
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
歓び叫ぶ百鳥ももどり
枯草 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
ここは古くから百鳥ももどりの仙境といわれているほどなので、慈悲心鳥じひしんちょうの声もする、仏法僧ぶっぽうそうも稀れに聴かれる。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)