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白鬚橋
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しらひげばし
ふりがな文庫
“
白鬚橋
(
しらひげばし
)” の例文
あっしは十時に店を閉めて、お由が留守だから久し振りで
玉
(
たま
)
の
井
(
い
)
へ行って見る気になりました。今戸から
橋場
(
はしば
)
をぬけて
白鬚橋
(
しらひげばし
)
を渡ったんです。
白蛇の死
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
上流の小松島から
橋場
(
はしば
)
へわたる渡船も大正の初めには早く
白鬚橋
(
しらひげばし
)
がかけられて乗る人がなくなったので、現在では隅田川に浮ぶ渡船はどこを眺めても見られなくなった。
水のながれ
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
そこで彼らは
白鬚橋
(
しらひげばし
)
下から三分の力漕をして大連湾まで行った。いつの間にかそこらの陸にはほんとの春が来ていた。傍の工場主の
邸
(
やしき
)
らしい庭内では
椿
(
つばき
)
の花がぱっと咲いていた。
競漕
(新字新仮名)
/
久米正雄
(著)
運転手は、うなずくと、
白鬚橋
(
しらひげばし
)
から浅草のほうへ戻りはじめた。
あなたも私も
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「あ、そうだ、向島へ行こう。
白鬚橋
(
しらひげばし
)
を渡って。」
桜林
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
▼ もっと見る
浅草下谷区内では○浅草新堀○御徒町忍川○天王橋かかりし
鳥越川
(
とりごえがわ
)
○
白鬚橋
(
しらひげばし
)
瓦斯タンクの辺橋場のおもい川○
千束町
(
せんぞくまち
)
小松橋かかりし溝○吉原遊郭周囲の
鉄漿溝
(
おはぐろどぶ
)
○下谷
二長町
(
にちょうまち
)
竹町辺の溝○三味線堀。
葛飾土産
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“白鬚橋”の解説
白鬚橋(しらひげばし)は、隅田川にかかる橋で、東京都道306号王子千住夢の島線(明治通り)を通す。西岸は荒川区南千住三丁目と台東区橋場二丁目を分かち、東岸は墨田区堤通一丁目と二丁目を分かつ。橋名は東岸にある「白鬚神社」に因む。なお、白「髭」(くちひげの意)と誤記されることがあるが、白「鬚」(あごひげの意)が正しい表記である。
(出典:Wikipedia)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
鬚
漢検1級
部首:⾽
22画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“白鬚”で始まる語句
白鬚