“しらひげばし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白鬚橋60.0%
白髯橋30.0%
白髭橋10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上流の小松島から橋場はしばへわたる渡船も大正の初めには早く白鬚橋しらひげばしがかけられて乗る人がなくなったので、現在では隅田川に浮ぶ渡船はどこを眺めても見られなくなった。
水のながれ (新字新仮名) / 永井荷風(著)
濛靄もやのかかった長い土手を白髯橋しらひげばしまでドライブして、ここで泊まったことがあったが、怪談物の芝居にあるような、天井の低い、いぶしのかかった薄暗い部屋で、葉子はわざと顔一杯に髪を振り乱して
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
友達は持てるぞ、友達は持てるぞ、そんなことを思い、心は楽しくさえなってきました。白髭橋しらひげばしの袂でふと見かけた古道具屋で、僕は古ぼけた額を一つ買って帰りました。
わが師への書 (新字新仮名) / 小山清(著)