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白髯橋
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しらひげばし
ふりがな文庫
“
白髯橋
(
しらひげばし
)” の例文
初め市中との交通は
白髯橋
(
しらひげばし
)
の方面一筋だけであったので、去年京成電車が運転を廃止する頃までは其停留場に近いところが一番
賑
(
にぎやか
)
であった。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
濛靄
(
もや
)
のかかった長い土手を
白髯橋
(
しらひげばし
)
までドライブして、ここで泊まったことがあったが、怪談物の芝居にあるような、天井の低い、
燻
(
いぶ
)
しのかかった薄暗い部屋で、葉子はわざと顔一杯に髪を振り乱して
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
表のラディオも今しがた
歇
(
や
)
んだようなので、わたくしは縁日の植木鉢をそっと窓から中に入れて、其夜はそのまま
白髯橋
(
しらひげばし
)
の方へ歩みを運んだ。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
一筋は
白髯橋
(
しらひげばし
)
の方へ走り、それと交叉して浅草公園裏の大通が言問橋を渡るので、交通は夜になってもなかなか
頻繁
(
ひんぱん
)
であるが、どういうことか
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
行手
(
ゆくて
)
の右側に神社の屋根が樹木の間に見え、左側には真暗な水面を燈火の動き走っているのが見え出したので、車掌の知らせを待たずして、
白髯橋
(
しらひげばし
)
のたもとに来たことがわかる。
寺じまの記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
髯
漢検1級
部首:⾽
15画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“白髯”で始まる語句
白髯
白髯痩躯