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白氏文集
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はくしもんじゅう
ふりがな文庫
“
白氏文集
(
はくしもんじゅう
)” の例文
老人は
白氏文集
(
はくしもんじゅう
)
を愛読していて、興に乗ずると、こんな工合に文句を暗誦するのであるが、これが出る時はそろそろ酒が
循
(
まわ
)
って来た證拠であった。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
範宴
(
はんえん
)
は、宿房の
一間
(
ひとま
)
に、坐っていた。机のうえには、
儒学
(
じゅがく
)
の師、日野民部から学んだ
白氏文集
(
はくしもんじゅう
)
が載っている。これは、山へのぼってからも、離さない書物であった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
古典文芸の鑑賞に
培
(
つちか
)
われる一種の雰囲気である点であって、その「詩」をつくり出すために、定家は『
白氏文集
(
はくしもんじゅう
)
』の第一・二
帙
(
ちつ
)
を読めと、『詠歌大概』にも『毎月抄』にものべており
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
北斎
(
ほくさい
)
の描いたという
楊貴妃
(
ようきひ
)
の
幅
(
ふく
)
が気に入って、父にねだって手に入れた時、それにあう文字を額にほしいと思って、『
文選
(
もんぜん
)
』や『
卓氏藻林
(
たくしそうりん
)
』や、『
白氏文集
(
はくしもんじゅう
)
』から経巻まで
引摺
(
ひきず
)
りだして見たが
田沢稲船
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
此の詩が
白氏文集
(
はくしもんじゅう
)
にある「鶴を失ふ」と云う題の五言律詩であることを発見したので、当時は何のことか解し得なかったのであるが、しかし此の文句はそれから後も
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“白氏文集”の解説
『白氏文集』(はくしもんじゅう、はくしぶんしゅう)は、中国唐の文学者、白居易の詩文集。数次の編集を経て、最終的に75巻本として会昌5年(845年)に完成、現在は71巻本が通行する。最初のものが長慶4年(824年)に成り、『白氏長慶集』と名付けられたため、後世もその名を以て呼ばれる。白居易自身は『文集』とのみ称した。
(出典:Wikipedia)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
氏
常用漢字
小4
部首:⽒
4画
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
集
常用漢字
小3
部首:⾫
12画
“白氏”で始まる語句
白氏