白墨チョオク)” の例文
最後に、肩とかしらと一団になったと思うと——その隊長と思うのが、つつおもてを背けました時——いらつように、自棄やけのように、てんでんに、一斉いちどき白墨チョオクを投げました。雪が群って散るようです。
雪霊続記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ののしるか、笑うか、一つ大声が響いたと思うと、あの長靴なのが、つかつかと進んで、半月がたの講壇に上って、ツと身を一方に開くと、一人、まっすぐに進んで、正面の黒板へ白墨チョオクを手にして
雪霊続記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)