“白味”の読み方と例文
読み方割合
しろみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町内の本道が、玉子の白味しろみや油を呑ませて大方はかせたさうで、今は疲勞ひらうのために、うつら/\して居ります。
「君、この連中が死んだ後で、脳髄のうずいを出して見るとね、うす赤い皺の重なり合った上に、まるで卵の白味しろみのような物が、ほんの指先ほど、かかっているんだよ。」
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
けてそこんですこ白味しろみびて、とろ/\としかきしとすれ/″\に滿々まん/\たゝへた古沼ふるぬまですもの。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)