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白光
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しろびかり
ふりがな文庫
“
白光
(
しろびかり
)” の例文
そう見えるだけさ、本当は火花なんかないさ。それでもその小さな子は空が
紫色
(
むらさきいろ
)
がかった
白光
(
しろびかり
)
をしてパリパリパリパリと燃えて行くように思ったんだ。
風野又三郎
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
停車場
(
ステエション
)
は、それあすこだからね。柵の中に積んだ石炭が見える、妙に
白光
(
しろびかり
)
に光って、夜になると
蒼
(
あお
)
く燃えそう。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「あらあら、そんなこと」軽便鉄道の木でつくったシグナレスは、まるで
困
(
こま
)
ったというように
肩
(
かた
)
をすぼめましたが、
実
(
じつ
)
はその少しうつむいた顔は、うれしさにぽっと
白光
(
しろびかり
)
を出していました。
シグナルとシグナレス
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
シグナレスはほっと小さなため
息
(
いき
)
をついて空を見上げました。空にはうすい雲が
縞
(
しま
)
になっていっぱいに
充
(
み
)
ち、それはつめたい
白光
(
しろびかり
)
を
凍
(
こお
)
った
地面
(
じめん
)
に
降
(
ふ
)
らせながら、しずかに東に
流
(
なが
)
れていたのです。
シグナルとシグナレス
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
もう東の空はあたらしく
研
(
と
)
いだ
鋼
(
はがね
)
のような
白光
(
しろびかり
)
です。
烏の北斗七星
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“白光”の意味
《名詞》
白色の光。
(出典:Wiktionary)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“白光”で始まる語句
白光乱裏