“登極”の読み方と例文
読み方割合
とうきょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
瓶沙王びょうしゃおう登極とうきょくの初め、諸采女うねめとこの園に入り楽しまんとせしに、一同自らさとりて婬欲なく戯楽をたのしまず、その時王もし仏が我国に出たら我れこの勝地を仏に献ずべしと発願ほつがん
「このたび、わが呉においても、前王孫権が登極とうきょくして、皇帝の位にかれました」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この天つ祝詞にそうした産湯のことが含まれていたらしいことは、反正天皇の産湯の旧事に、丹比タヂヒ色鳴シコメ宿禰が天神寿詞を奏したと伝えている。貴種の出現は、出産も、登極とうきょくも一つであった。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)