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痔疾
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じしつ
ふりがな文庫
“
痔疾
(
じしつ
)” の例文
戦地では身体を冷すためよく
痔疾
(
じしつ
)
が起って
苦
(
くるし
)
むものです。痔の出血をとめるにも今のゼラチンを食べるのが一番良いとしてあります。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
多少結核性の疑いもあるらしい
痔疾
(
じしつ
)
のためか、顔が病的な美しさをもっていて、目に
潤
(
うる
)
んだ底光りがしていた。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
それは
不図
(
ふと
)
彼が、生前
痔疾
(
じしつ
)
を病んだことを思い出したのだった。気をつけていると、
寝具
(
しんぐ
)
や、床の上までもその不快な
血痕
(
けっこん
)
が、点々として附着しているのを発見した。
西湖の屍人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その一人が
伯父
(
おじ
)
の寿平次だった。長い
痔疾
(
じしつ
)
の全治した喜びのあまりに、同病
相憐
(
あいあわれ
)
んで来た伯父たちは夢中になって河岸をかけ回り、互いに祝意を表し合っているというところだった。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
森「
痔疾
(
じしつ
)
なんざアありやせんや、
瘡毒
(
とや
)
に
就
(
つい
)
て仕舞っているから」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
(一〇)
痔疾
(
じしつ
)
を治する呪術
妖怪学
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
庸三は葉子の
痔疾
(
じしつ
)
の手術に立ち会って以来、とかく彼女から遠ざかりがちな無精な自身を見出した。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
漢青年は遂に決心をして、
家扶
(
かふ
)
の孫火庭を呼んで、
痔疾
(
じしつ
)
の治療をしたいと云った。
西湖の屍人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“痔疾”の意味
《名詞》
痔疾(じしつ)
肛門が腫れたり、切れたり、出血したりすること。
(出典:Wiktionary)
“痔疾(
痔
)”の解説
痔(じ)は、肛門周辺に生じた疾患の総称。痔疾(じしつ)ともいう。
(出典:Wikipedia)
痔
漢検準1級
部首:⽧
11画
疾
常用漢字
中学
部首:⽧
10画
“痔”で始まる語句
痔
痔瘻