トップ
>
疚
>
やまし
ふりがな文庫
“
疚
(
やまし
)” の例文
裏に
愧
(
は
)
づること、
懼
(
おそ
)
るること、
疚
(
やまし
)
きことなどの常に
抑
(
おさ
)
へたるが、
忽
(
たちま
)
ち
涌立
(
わきた
)
ち、
跳出
(
をどりい
)
でて、その身を責むる痛苦に
堪
(
た
)
へざるなりき。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
要するに内に省みて
疚
(
やまし
)
からざるにあり、そもそもまた人を知り機を見ることを尊ぶ。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
「獄卒を二匹退治たまでさ。何んの
疚
(
やまし
)
いこともねえ」
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
免
(
ゆる
)
されし罪は消えぬべきも、
歴々
(
まざまざ
)
と
挫傷
(
すりきず
)
のその
面
(
おもて
)
に残れるを見れば、
疚
(
やまし
)
きに堪へぬ心は、なほ
為
(
な
)
すべき事あるを
吝
(
をし
)
みて
私
(
わたくし
)
せるにあらずやと省られて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
疚
漢検1級
部首:⽧
8画
“疚”を含む語句
疚痛
疚痛惨怛