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男鰥
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おとこやもめ
ふりがな文庫
“
男鰥
(
おとこやもめ
)” の例文
子供の三人ある
男鰥
(
おとこやもめ
)
が子供の三人ある後家さんと結婚して又子供が三人出来たそうだ。都合九人さ。星野君のところより一人少い。
社長秘書
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
先年妻を先立たせて以来、
側室
(
そばめ
)
も置かない
男鰥
(
おとこやもめ
)
の
生活
(
くらし
)
、それだけ真面目な人物であったが、娘を愛する心持ちは、人いちばい
勝
(
すぐ
)
れていた。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
彼は妙に落着きがなくなり、大抵の
男鰥
(
おとこやもめ
)
がそうであるように、だんだん疑い深くなり、
吝嗇
(
けち
)
くさくなって行った。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
型通りキチンと置いてあり、
襖
(
ふすま
)
、畳等も汚れ目がなくて、殺風景な
男鰥
(
おとこやもめ
)
所帯らしく見えないのは、主人の
嗜
(
たしな
)
みもであるが、亡くなった細君の人柄も
偲
(
しの
)
べるようである。
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
この先の五丁目次郎兵衛
店
(
だな
)
に同じく小物渡世で
与惣次
(
よそうじ
)
という
四二
(
やく
)
近い
男鰥
(
おとこやもめ
)
が住んでいて、たいして別懇でこそなけれ、藤吉も彦兵衛も勘次も朝夕顔を見れば天気の挨拶位は交す仲だった。
釘抜藤吉捕物覚書:04 槍祭夏の夜話
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
「いや俺は構わん。俺はもう何うせ老人だし、
男鰥
(
おとこやもめ
)
だ。君の髪の毛の引立役を勤めてやるよ」
人生正会員
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
男鰥
(
おとこやもめ
)
だから、生憎と御接待が出来ない」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
男
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
鰥
漢検1級
部首:⿂
21画
“男鰥”で始まる語句
男鰥夫