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甲子
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かっし
ふりがな文庫
“
甲子
(
かっし
)” の例文
『
下谷叢話
(
したやそうわ
)
』ハ
初
(
はじめ
)
下谷のはなしト題シテ大正
甲子
(
かっし
)
ノ初春ヨリ
初稿
(
しょこう
)
ノ前半ヲ月刊ノ一雑誌ニ連載シタリシヲ同年ノ冬
改竄
(
かいざん
)
スルニ当リテ
斯
(
か
)
クハ改題セシナリ。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ことし
甲子
(
かっし
)
の暮春、日曜日にもあらず大祭日にもあらぬ日なり。前夜の雨に
表通
(
おもてどおり
)
も砂ほこりをさまりて、吹き添ふ微風に裏町の
泥濘
(
ぬかるみ
)
も大方はかわきしかと思はれし昼過。
礫川徜徉記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
鶴巻町の新開町を過れば、
夕陽
(
せきよう
)
ペンキ塗の看板に反映し洋食の臭気
芬々
(
ふんぷん
)
たり。
神楽坂
(
かぐらざか
)
を下り
麹町
(
こうじまち
)
を過ぎ家に帰れば日全く
昏
(
くら
)
し。燈を
挑
(
かか
)
げて食後
戯
(
たわむれ
)
にこの記をつくる。時に大正十三年
甲子
(
かっし
)
四月二十日也。
礫川徜徉記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
“甲子”の意味
《名詞》
甲子(きのえね、コウシ、カッシ)
干支の一つ。干支の組合せの1番目。
(出典:Wiktionary)
“甲子”の解説
甲子(きのえね、こうし、かっし)は、干支の一つ。
干支の組み合わせの1番目で、前は癸亥、次は乙丑である。陰陽五行では十干の甲は陽の木、十二支の子は陽の水で、相生(水生木)である。
(出典:Wikipedia)
甲
常用漢字
中学
部首:⽥
5画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“甲子”で始まる語句
甲子夜話
甲子松
甲子太郎
甲子蔵
甲子祭
甲子待
甲子飯
甲子屋
甲子年
甲子楼