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田能村竹田
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たのむらちくでん
ふりがな文庫
“
田能村竹田
(
たのむらちくでん
)” の例文
年少の友だつた
田能村竹田
(
たのむらちくでん
)
の、「収蔵せる法書、名画、金石、
彝鼎
(
いてい
)
、及び
夷蛮
(
いばん
)
より出づる所の異物奇品
棟宇
(
とうう
)
に充積す」
僻見
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
其坐談には諧謔を交ふることをも嫌はなかつただらう。わたくしは
田能村竹田
(
たのむらちくでん
)
が茶山の
笑談
(
せうだん
)
として記してゐた事をおもひ出す。それは頼
杏坪
(
きやうへい
)
を評した語であつた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
封建制度の下にゐた藝術家は、偉大な質ほど、たいがいかういふ
韜晦
(
たうくわい
)
の蓑をかぶつてゐた。その點で
田能村竹田
(
たのむらちくでん
)
とは、思想も氣ごころもぴつたりしてゐたにちがひない。
折々の記
(旧字旧仮名)
/
吉川英治
(著)
或人が
海北友松
(
かいほういうしよう
)
の画を
田能村竹田
(
たのむらちくでん
)
に見せた事がある。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「忽得凶音読復疑。秋前猶有寄兄詞。」
田能村竹田
(
たのむらちくでん
)
が
杏坪
(
きやうへい
)
の老いて益
壮
(
さかん
)
なる状を記したのは此年である。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
田能村竹田
(
たのむらちくでん
)
の「
山中人饒舌
(
さんちゅうじんじょうぜつ
)
」とか、渡辺崋山の著書とか、
竹洞
(
ちくとう
)
の「
金剛杵
(
こんごうしょ
)
」とかいうあたりのものは、さすがと思われるが、前の本朝画纂を始め、ひどい
出鱈目
(
でたらめ
)
が、いかにも多い。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
夏五月には
田能村竹田
(
たのむらちくでん
)
が水西荘に来り宿した。「重叩柴門感曷勝。一声認得内人譍。」
剥啄
(
はくたく
)
の声に応ずるものは、門生にあらず、
婢僕
(
ひぼく
)
にあらず、未亡人里恵であつた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
能
常用漢字
小5
部首:⾁
10画
村
常用漢字
小1
部首:⽊
7画
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
“田能村”で始まる語句
田能村
田能村直入