珠光しゅこう)” の例文
足利義政あしかがよしまさ時代の大画家であり、鑑定家である相阿弥そうあみは、初期における花道の大家の一人であったといわれている。茶人珠光しゅこうはその門人であった。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
奈良は常子の悪口通り引っ込み思案が勝っていて活動的でない所為せいか、茶の湯がこゝでみなもとを発しました。利休の先生が紹鴎しょうおう、紹鴎の先生が珠光しゅこう、その珠光が当地で茶道さどうを開いたのでございます。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
珠光しゅこう一休いっきゅう雲舟せっしゅうもそうした「闇の世代」の人々ではあった。
人間山水図巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)