猿島さしま)” の例文
東京郊外から下総しもうさの西部にかけては竈をカマダン、上州邑楽おうら郡ではカマンデェ、その東隣の下野河内しもつけかわち郡・下総猿島さしま郡ではカマックドとさえ謂っている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
岩井のたち猿島さしま郡だ。相馬から渡船わたしで一水を越える地にある。船中で酒を酌みあい、寒いが、気は晴れてきた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この大水郷をめぐって、結城ゆうき新治にいばり、筑波、豊田、猿島さしま、相馬、信太しのだ真壁まかべの諸郡があり、その田領でんりょうの多くは——というよりは、ほとんどが、この地方の源平二氏の分野になっていた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
下総しもうさ猿島さしま幸島こうじま村大字五部ごへ字加々道
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
沼、川、また沼、あしの湿地。曠野の道でいやなものは、水だった。下総の猿島さしまから、武蔵の葛飾かつしか埼玉さいたま足立あだちの方角をとって歩こうとすれば、大河や小さい河は、縦横無尽といっていい。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
下総猿島さしま弓馬田ゆまだ村大字弓田ゆだ字鐘打
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ツゲノコ 下総しもうさ猿島さしま