狂者きちがい)” の例文
中津に一人ひとりの女乞食があって、馬鹿のような狂者きちがいのような至極しごく難渋者なんじゅうもので、自分の名か、人の付けたのか、チエ/\といって、毎日市中をもらっわる。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
System of Dr. Tarr and Prof. Fether. の最後の部分の狂者きちがいたちの行動の描写に至っては、面白いというよりも自然と頭がさがるのを覚える。
ポオとルヴェル (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
「そんなことを言ってはいけません!……お前さんは狂者きちがいだ、狂者きちがいだ……。」