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物詣
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ものまい
ふりがな文庫
“
物詣
(
ものまい
)” の例文
昔名古屋の近くの村で、五つ六つばかりの男の子が、人に連れられて
物詣
(
ものまい
)
りに行く途中、
頻
(
しき
)
りにこの鳥の啼く声を聴いて、一人で嬉しそうに笑っていた。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
近い道を
物詣
(
ものまい
)
りにでも歩くのなら、ふさわしくも見えそうな一群れであるが、
笠
(
かさ
)
やら
杖
(
つえ
)
やらかいがいしい
出立
(
いでた
)
ちをしているのが、誰の目にも珍らしく、また気の毒に感ぜられるのである。
山椒大夫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
何分
(
なにぶん
)
各人の願い望みがまちまちであるために、今では名ばかりのこって、一年に一どの
物詣
(
ものまい
)
りにつき合うだけ、またはほうぼうから集まってくるのみで
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
見ず知らずの旅人が村を通って、遠くへ
物詣
(
ものまい
)
りをするような場合がそう早くからあったはずもなく、またどこに行っても見られる出来ごとでもないからである。
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
五つか六つになる男の子が、人に負われて
物詣
(
ものまい
)
りに行く路で、
頻
(
しき
)
りに時鳥の声を聞いて一人で笑っている。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
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本来は
物詣
(
ものまい
)
りの帰りに求めてくるのが主であって、したがってその種類も限られており、だいたいにお祭に伴なうものばかり、たとえば簡単な
仮面
(
かめん
)
とか楽器とか
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
詣
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“物”で始まる語句
物
物凄
物語
物憂
物識
物怪
物騒
物置
物音
物思