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物外
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ぶつがい
ふりがな文庫
“
物外
(
ぶつがい
)” の例文
泰西
(
たいせい
)
の画家に至っては、多く眼を
具象
(
ぐしょう
)
世界に
馳
(
は
)
せて、
神往
(
しんおう
)
の
気韻
(
きいん
)
に傾倒せぬ者が大多数を占めているから、この種の筆墨に
物外
(
ぶつがい
)
の
神韻
(
しんいん
)
を伝え得るものははたして幾人あるか知らぬ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
世の中を冷笑しているのか、世の中へ
交
(
まじ
)
りたいのだか、くだらぬ事に
肝癪
(
かんしゃく
)
を起しているのか、
物外
(
ぶつがい
)
に
超然
(
ちょうぜん
)
としているのだかさっぱり
見当
(
けんとう
)
が付かぬ。猫などはそこへ行くと単純なものだ。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“物”で始まる語句
物
物凄
物語
物憂
物識
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物思