“片語”の読み方と例文
読み方割合
かたこと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尿いばり小路の子供たちは、忽ち道をはばめて、寄りたかったが、三名のばてれんは、うるさい顔もせず、片語かたことの日本語でにこにこさとしながら歩いていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「誰でもいい! 外国語のわかるものはみんな出て来い! 片語かたことでもかまわぬし、また土語でもかまわんぞ! 申し出てくれ!」としまいには大尉は大声で呶鳴どなった。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
片語かたことの日本語でかう李が言ふと
一室 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)