“片布”の読み方と例文
読み方割合
きれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
食人肉人種の子孫 さてその死骸を被(おお)うて行ったところの片布(きれ)その他の物は御坊(おんぼう)が貰います。その御坊(おんぼう)は俗人であってその仕事を僧侶が手伝うのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
猿轡(さるぐつわ)と申して口の中へ何か小さい片布(きれ)を押込み、其の上を手拭にて堅く結(しば)り、島田髷はガックリと横に曲り、涙が伝わって襦袢の半襟が濡れて居りまする。
一同が順々に京子の脣へ水を濡(ぬ)つてから、顏へ白い片布(きれ)を掛け、白い屏風を立て廻らして、枕元の小机には、水と鹽と洗米(あらひよね)とを盛つた土器(かはらけ)を置き、細い燈明の火がチラ/\してゐた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)