“燦光”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんこう66.7%
ひかり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、たばねたような無数の槍の穂だけが、ぎらぎらと陽をかえし、その燦光さんこうで武者たちのかたまりもけむるばかり、ただ、にらみ合っていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
竹童をとりがして卜斎ぼくさいは、不意の燦光さんこうに目をいられて、一時は、あたりがボーッとなってしまったが、廊下ろうかを走ってゆく足音を聞きとめると同時に
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ようやく悪夢から解放されたような気持になって、もとの礼拝堂に戻ると、そこには再び、装飾灯シャンデリヤ燦光ひかりが散っていた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)