熱灰あつばい)” の例文
私が何か言うと、「起きたかな、お目ざましをあぎょう」と言って母はくど熱灰あつばいの中に埋めておいた朝鮮芋を取りだして、その皮をむいて持って来てくれた。
私の母 (新字新仮名) / 堺利彦(著)
衣がすっかりれると、なべのまま、熱灰あつばいの上にのせた。それでどらきが焼け、げりんごが揚がるまでには、晩食ばんしょくのときまで待たなければならなかった。