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煖
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だん
ふりがな文庫
“
煖
(
だん
)” の例文
十二
帖
(
じょう
)
ほどの広さで、六尺四方の大きな炉が切ってあり、
煖
(
だん
)
をとるのも、食事をし茶を飲むのも、すべてそこですることにきめられていた。
ちくしょう谷
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
それから燃え落ちようとする家の火に手をかざして、ぐるりと並んで
煖
(
だん
)
をとり、崩れ落ちる火のかたまりに飛びのいたり、煙に顔をそむけたり、話をしたりしている。
白痴
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
畳
(
たたみ
)
を焼いて
煖
(
だん
)
をとったり、みごとな
双幅
(
そうふく
)
や、
金蒔絵
(
きんまきえ
)
の
脇息
(
きょうそく
)
をたたッこわしたり、破いたり、それを燃料に野天風呂をわかすやら、ありとあらゆる
乱暴狼藉
(
らんぼうろうぜき
)
をはたらき
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
とりあえずもう
煖
(
だん
)
を取らなければならない。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
煖
漢検1級
部首:⽕
13画
“煖”を含む語句
煖炉
煖爐
煖房
煖炉棚
瓦斯煖炉
壁煖炉
煖酒
飽煖
煖飽
煖陶
煖爐用煙突
煖爐用煉瓦
煖爐棚
煖爐圍
煖炉敷
煖炉前飾
煖房装置
煖房器
煖坑
温煖