“焼点”の読み方と例文
旧字:燒點
読み方割合
しょうてん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ前を忘れ後をしっしたる中間が会釈えしゃくもなく明るい。あたかも闇をく稲妻の眉に落つると見えて消えたる心地ここちがする。倫敦塔ロンドンとう宿世すくせの夢の焼点しょうてんのようだ。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
たちま近郷きんごうにまで伝えられ、入学の者日に増して、間もなく一家は尊敬の焼点しょうてんとなりぬ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
大原満は今こそ愉快の焼点しょうてんに立てり。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)