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無駄口
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むだぐち
ふりがな文庫
“
無駄口
(
むだぐち
)” の例文
彼らは楽屋口に近い、畳敷きの部屋に一とかたまりになって、
徳利
(
とっくり
)
からじかの冷酒を
呷
(
あお
)
りながら、
無駄口
(
むだぐち
)
を
叩
(
たた
)
いていた。
人間豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
平生
(
いつも
)
であったらその老人の冗談を
無駄口
(
むだぐち
)
の
端緒
(
いとぐち
)
にして
喋
(
しゃべ
)
りだすところであった。
女の怪異
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
きりきりしゃんと素早く仕事を片づける
手際
(
てぎわ
)
は、かっぽれの言い草じゃないけれど、「まったく、日本一のおかみさんだよ。」摩擦の時など、他の助手さんたちは、塾生と、
無駄口
(
むだぐち
)
をきいたり
パンドラの匣
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
あたかも
葡萄酒
(
ぶどうしゅ
)
にアルコールを加えるがごときものである。また時とすると欠点ともなる。ホメロスは
無駄口
(
むだぐち
)
をたたくと言えるならば、ヴォルテールは浮浪少年気質を発揮すると言うべきであろう。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
君は僕がなぜいつまでも、こんな
無駄口
(
むだぐち
)
をたたいているかわかるかね……ばかに落ちついているじゃないか。いま女房を盗まれようとしている男とは見えんじゃないか……君、
怖
(
こわ
)
くはないのかい。
人間豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“無駄口”の意味
《名詞》
語呂合わせでいう意味のない言葉。
無駄なおしゃべり。
(出典:Wiktionary)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
駄
常用漢字
中学
部首:⾺
14画
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
“無駄”で始まる語句
無駄
無駄骨
無駄遣
無駄費
無駄死
無駄話
無駄骨折
無駄飯
無駄足
無駄鳥