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無雑作
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むざうさ
ふりがな文庫
“
無雑作
(
むざうさ
)” の例文
旧字:
無雜作
ト
件
(
くだん
)
の
麻袋
(
あさぶくろ
)
の
口
(
くち
)
を
開
(
あ
)
けて、
握飯
(
にぎりめし
)
でも
出
(
だ
)
しさうなのが、
一挺
(
いつちやう
)
小刀
(
こがたな
)
を
抽取
(
ぬきと
)
つて、
無雑作
(
むざうさ
)
に、さくりと
当
(
あ
)
てる、ヤ
又
(
また
)
能
(
よ
)
く
切
(
き
)
れる、
枝
(
えだ
)
はすかりと
二
(
ふた
)
ツに
成
(
な
)
つた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
このどさくさに、何とか力頼みなものが自分の周囲にだけ転がつてゐるやうに、
無雑作
(
むざうさ
)
に考へたがる……。戦争をしてゐる時よりは、この革命的な、スリルのある時代の方が誰にも好ましかつた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
雑
常用漢字
小5
部首:⾫
14画
作
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“無雑”で始まる語句
無雑
無雑音