トップ
>
無態
>
ぶざま
ふりがな文庫
“
無態
(
ぶざま
)” の例文
包みは大きい割にさほど重くもなかつたが、小さな私の背丈にもあまる位だつたので、それを背負つて歩く恰好は、見るも
無態
(
ぶざま
)
なものだつた。
乳の匂ひ
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
信吾が入つて來た時、昌作は、窓側の机の下に毛だらけの長い脛を投げ入れて、
無態
(
ぶざま
)
に頬杖をついて熱心に
喋
(
しやべ
)
つてゐた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
ぼくは、ボオトのことばかりでなく、日常生活でも、することが一々
無態
(
ぶざま
)
だというので、先輩達にずいぶん叱られた。叱られた上に馬鹿にされていました。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
気絶した彼のすぐ
傍
(
そば
)
には、これも気を失ったダンチョンが、
無態
(
ぶざま
)
の
姿
(
なり
)
をして倒れている。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
信吾が入つて来た時、昌作は、窓側の机の下に毛だらけの長い脛を投げ入れて、
無態
(
ぶざま
)
に頬杖をついて熱心に喋つてゐた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
態
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
“無”で始まる語句
無
無暗
無頓着
無理
無垢
無花果
無事
無聊
無造作
無慙