烈婦さかしめ)” の例文
一四二烈婦さかしめのみぬしが秋をちかひ給ふを守りて、家を出で給はず。翁も又一四三あしなへぎて百かたしとすれば、深くてこもりて出でず。
寺院遠ければ一五一贈号おくりなを求むる方もなくて、五とせを過し侍るなり。今の物がたりを聞くに、必ず烈婦さかしめたまの来り給ひて、ひさしき恨みを聞え給ふなるべし。