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為吉
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ためきち
ふりがな文庫
“
為吉
(
ためきち
)” の例文
夜半
(
よなか
)
に一度、隣に寝ている男の
呻声
(
うめきごえ
)
を聞いて
為吉
(
ためきち
)
は寝苦しい儘、裏庭に
降立
(
おりた
)
ったようだったが、昼間の
疲労
(
つかれ
)
で間もなく床に帰ったらしかった。
上海された男
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
外から帰って来た
為吉
(
ためきち
)
は、縁側に網をすいている父親の姿を見るや否や、まだ立ち止らない中にこう言いました。この為吉の言葉に何の意味があるとも思わない父親は
少年と海
(新字新仮名)
/
加能作次郎
(著)
「だって、乗っていったボートが戻ってこないじゃあないか。おい、早く裏の
為吉
(
ためきち
)
を呼んでこい!
磯公
(
いそこう
)
を呼んでこい。宝沢が兜岩へ行っているんだ! ぐずぐずするな!
時化
(
しけ
)
が来てるぞ!」
暴風雨に終わった一日
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
権三郎の
下職
(
したじょく
)
の
為吉
(
ためきち
)
というひょうきんな男が下で手を振った。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
為吉
(
ためきち
)
は息まいていった。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
為
常用漢字
中学
部首:⽕
9画
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
“為”で始まる語句
為
為事
為方
為替
為人
為様
為体
為合
為来
為業