“激厲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はげ50.0%
げきれい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『留守中はいろ/\難有う。』と丑松は自分で自分を激厲はげますやうにして、『学校の方も君がやつて呉れたさうだねえ。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
人種と人種の競争——それにひけを取るまいといふ丑松の意気が、何となく斯様こんな遊戯の中にもあらはれるやうで、『まけるな、敗けるな』と弱い仙太を激厲はげますのであつた。丑松は撃手サアブ
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
然るに一朝ぬきんでられて幕府の医官となり、法眼に叙せられ、閣老阿部正弘の大患に罹るに及んでは、単身これが治療に任じ、外間謗議の衝に当つた。全く是れ榛軒が激厲げきれいの賜であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)