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激厲
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はげ
ふりがな文庫
“
激厲
(
はげ
)” の例文
『留守中はいろ/\難有う。』と丑松は自分で自分を
激厲
(
はげ
)
ますやうにして、『学校の方も君がやつて呉れたさうだねえ。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
人種と人種の競争——それに
敗
(
ひけ
)
を取るまいといふ丑松の意気が、何となく
斯様
(
こん
)
な遊戯の中にも
顕
(
あら
)
はれるやうで、『
敗
(
まけ
)
るな、敗けるな』と弱い仙太を
激厲
(
はげ
)
ますのであつた。丑松は
撃手
(
サアブ
)
。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
『しかし、其が
奈何
(
どう
)
した。』と丑松は豆畠の間の細道へさしかゝつた時、自分で自分を
激厲
(
はげ
)
ますやうに言つた。『自分だつて社会の
一員
(
ひとり
)
だ。自分だつて
他
(
ひと
)
と同じやうに生きて居る権利があるのだ。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
激
常用漢字
小6
部首:⽔
16画
厲
漢検1級
部首:⼚
14画
“激”で始まる語句
激
激昂
激励
激湍
激越
激浪
激流
激怒
激情
激烈