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漬物桶
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つけものおけ
ふりがな文庫
“
漬物桶
(
つけものおけ
)” の例文
おやそさんが、
漬物桶
(
つけものおけ
)
と同居して死んだ時、十本の指に十本、手首にも結びつけていた
紐
(
ひも
)
がある。その紐はみんな寐床の下から出ていた。
旧聞日本橋:07 テンコツさん一家
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
漬物桶
(
つけものおけ
)
へ手を入れたりすることを
行
(
や
)
っているのであったが、お島が一人で面白がってやっている
顧客
(
とくい
)
まわりも、集金の段になってくると
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
入口の土間にはバケツや
漬物桶
(
つけものおけ
)
やかめなどがごたごたと置かれ、部屋の棚には洗った
飯櫃
(
おひつ
)
や箱や新聞で包んだいろいろなものが一ぱい載せられていた。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
窪
(
くぼ
)
んだ浅い横穴じゃ。大きかったといいますよ。正面に幅一
間
(
けん
)
ばかり、
尤
(
もっと
)
も、この辺にはちょいちょいそういうのを見懸けます。
背戸
(
せど
)
に近い百姓屋などは、
漬物桶
(
つけものおけ
)
を置いたり、青物を
活
(
い
)
けて
重宝
(
ちょうほう
)
がる。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
毎年旅館は決まっていて、六月の半ば過ぎになると、早くも
幾梱
(
いくこり
)
かの荷物が出入りの若衆の手で荷造りされ、
漬物桶
(
つけものおけ
)
を担ぎ出さないばかりの用意周到さで同勢上野へ繰り出すのであった。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
漬
常用漢字
中学
部首:⽔
14画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
桶
漢検準1級
部首:⽊
11画
“漬物”で始まる語句
漬物
漬物樽
漬物屋
漬物甕
漬物石
漬物鉢
漬物類
漬物何処