“幾梱”の読み方と例文
読み方割合
いくこり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎年旅館は決まっていて、六月の半ば過ぎになると、早くも幾梱いくこりかの荷物が出入りの若衆の手で荷造りされ、漬物桶つけものおけを担ぎ出さないばかりの用意周到さで同勢上野へ繰り出すのであった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)