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湿気
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しつき
ふりがな文庫
“
湿気
(
しつき
)” の例文
旧字:
濕氣
壁と押入から
湿気
(
しつき
)
の臭が湧出し手箱の底に秘蔵した昔の恋人の手紙をば虫が
蝕
(
く
)
ふ。
花より雨に
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
をれしところ
力
(
ちから
)
よわり
断
(
きれ
)
る事あり、
是故
(
このゆゑ
)
に上品の糸をあつかふ所は
強
(
つよ
)
き
火気
(
くわき
)
を
近付
(
ちかづけ
)
ず、時により
織
(
お
)
るに
後
(
おくれ
)
て二月の
半
(
なかば
)
にいたり、
暖気
(
だんき
)
を得て雪中の
湿気
(
しつき
)
薄
(
うす
)
き時は大なる
鉢
(
はち
)
やうの物に雪を
盛
(
もり
)
て
機
(
はた
)
の
前
(
まえ
)
に
置
(
おき
)
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
果物を売り歩く女の呼声が
湿気
(
しつき
)
のない晴れ渡つた炎天の
下
(
もと
)
に、長崎は日本からも遠く、支那からも遠く、切支丹の本国からも遠い/\処である事を、
沁々
(
しみ/″\
)
と旅客の心に感じさせるやうに響く。
海洋の旅
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
その
湿気
(
しつき
)
をかりて織る事もあり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
湿
常用漢字
中学
部首:⽔
12画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“湿気”で始まる語句
湿気払