“湯嶋(ゆしま)” の例文
彼(あ)の湯嶋(ゆしま)の天神社内(てんじんしやない)の楊弓場(やうきゆうば)の高橋(たかはし)のおかねの、彼(かれ)が大層(たいそう)君(きみ)を誉(ほ)めて居(を)つたぞ、杉山君(すぎやまくん)は男振(をとこぶり)は好(よ)し程(ほど)が好(え)いから何(なに)を着(き)ても能(よ)くお似合(にあひ)なさるツて、ナニ真実(ほん)の事だぞ
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
江戸は『八犬伝』の中心舞台で、信乃(しの)が生れ額蔵(がくぞう)が育った大塚(おおつか)を外にしても神田(かんだ)とか湯嶋(ゆしま)とか本郷(ほんごう)とかいう地名は出るが「江戸」という地名は見えない。江戸城を匂わせるような城も見えない。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)