“ゆしま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
湯島87.0%
湯嶋8.7%
湯島花街4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上野広小路の山崎(油屋)の横を湯島ゆしま男坂おとこざかの方へ曲って中ほど(今は黒門町くろもんちょうか)に住んでいました。この人が常に私の宅へ遊びに来ている。
江戸は『八犬伝』の中心舞台で、信乃しのが生れ額蔵がくぞうが育った大塚おおつかを外にしても神田かんだとか湯嶋ゆしまとか本郷ほんごうとかいう地名は出るが「江戸」という地名は見えない。江戸城を匂わせるような城も見えない。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
母親のお針上手は知れ渡って、湯島花街ゆしまあたりからの誂えなどもひっきりなしにあるようになった。
痀女抄録 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)