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湖縁
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こべり
ふりがな文庫
“
湖縁
(
こべり
)” の例文
支那に遊んで杭州の
西湖
(
せいこ
)
へ往った者は、その北岸の山の上と南岸の
湖縁
(
こべり
)
とに五層となった高い大きな塔の聳えているのを見るであろう。
雷峯塔物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
著者も
嘗
(
かつ
)
て西湖に遊んで南岸の
湖縁
(
こべり
)
に
聳
(
そび
)
え立った五層の高い大きな塔の姿に驚かされた一人である。その西湖には南岸の
雷峰塔
(
らいほうとう
)
に対して北岸に
保叔塔
(
ほしゅくとう
)
と云うのがある。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
喬生は
湖縁
(
こべり
)
の
路
(
みち
)
を取らずに湖の中の
堤
(
つつみ
)
を帰っていた。堤の柳は芽を
吐
(
ふ
)
いてそれが柔かな風に動いていた。彼の体は湖心寺の前へ来ていた。
何時
(
いつ
)
の間にか日が暮れて夕月が
射
(
さ
)
していた。
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
喬生は
湖縁
(
こべり
)
を往ったり堤の上を往ったりして、
符姓
(
ふせい
)
の家を
訊
(
き
)
いてまわった。
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
湖
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
“湖”で始まる語句
湖
湖水
湖畔
湖尻
湖南
湖面
湖口
湖山
湖心寺
湖岸