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淫乱
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いんらん
ふりがな文庫
“
淫乱
(
いんらん
)” の例文
旧字:
淫亂
実に立派な口上を
有仰
(
おつしや
)
いましたでは御座いませんか、それ程義のお堅い貴方なら、
何為
(
なぜ
)
こんな
淫乱
(
いんらん
)
の
人非人
(
にんぴにん
)
を
阿容
(
おめおめ
)
活
(
い
)
けてお置き遊ばすのですか。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
(にやりと笑って)
凄
(
すご
)
い腕だ。おそれいりましたよ。私が毛虫なら、あなたは
蛇
(
へび
)
だ。
淫乱
(
いんらん
)
だ。女郎だ。みんなに言ってやる。ようし、みんなに言ってやる。
冬の花火
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
今だって、カゲじゃどんなことをしているか、こいつの
淫乱
(
いんらん
)
と来たら——
胎内
(新字新仮名)
/
三好十郎
(著)
痛ましい獣的な
淫乱
(
いんらん
)
だ。ドイツの
頽廃
(
たいはい
)
の底に
唸
(
うな
)
ってる、殺害や
強姦
(
ごうかん
)
や不倫や犯罪などの熱狂だ……。そして、君たちのほうには、フランスの頽廃のうちに
呻
(
うめ
)
いてる、逸楽的な自殺の発作がある……。
ジャン・クリストフ:09 第七巻 家の中
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
この男はその上、あまりといえば不愉快で、この上ない
淫乱
(
いんらん
)
ものらしく、きっと
狡猾
(
こうかつ
)
な嘘つきに相違ない。あるいは、恐ろしく悪意の強い人間かもしれない。彼については大変な噂が行なわれている。
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
▼ もっと見る
ただもう「ふとした事」で恋愛が成立するものとしたら、それは実に
卑猥
(
ひわい
)
な世相になってしまうであろう。恋愛は意志に依るべきである。恋愛チャンス説は、
淫乱
(
いんらん
)
に近い。
チャンス
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
「ばからしい。あなたみたいな
淫乱
(
いんらん
)
じゃありませんよ。」
グッド・バイ
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
“淫乱”の意味
《名詞》
淫乱(いんらん)
淫らな行為に耽りやすいこと。その人。女性に用いることが多い。
(出典:Wiktionary)
“淫乱”の解説
淫乱(いんらん)とは、みだらな行いをほしいままにして、性的に乱れていること。色欲をほしいままにしてみだらなこと。
しかし古典では、程度を過ごすことという意味で用いられている。
(出典:Wikipedia)
淫
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
乱
常用漢字
小6
部首:⼄
7画
“淫乱”で始まる語句
淫乱爺
淫乱後家