“浜荻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はまおぎ83.3%
はまをぎ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまりは難波なにわあしは伊勢の浜荻はまおぎといったごとく、中部のタヌキは関東のムジナなので、タヌキ又の名がムジナだったのではない。
狸とムジナ (新字新仮名) / 柳田国男(著)
『——咲くや木の花、なにわ津の、入江のあしは、伊勢の浜荻はまおぎ、伊勢の瓶子へいしは、素甕すがめにてこそ。——伊勢の平氏はスガ目にてこそあるなれ』
神都名勝誌しんとめいしょうし』巻之五には「浜荻はまをぎ 天狗石の南壱町許、道の右にあり。土俗、片葉の芦と云ふ。四方に、石畳を築けり」
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
浜荻はまをぎ三ツ村の左の方に古跡あり里人の云片葉かたはにて常にかわりけるを此辺にては浜荻といふとて今は僅ばかり田の中に残れるを云或云是れ大に誤れり此国の人のみ芦を
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)