“浜庇”の読み方と例文
読み方割合
はまびさし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それへ出ると、何処どこでも広々と見えますので、最初左の浜庇はまびさし、今度は右のかやの屋根と、二、三箇処がしょ、その切目きれめへ出て、のぞいたが、何処どこにも、祭礼まつりらしい処はない。海はあかるく、谷はけぶって。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
秋風や干魚ひうおかけたる浜庇はまびさし
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)